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株式会社ドン・キホーテ(PPIHグループ)│キーワードははらわた力(りょく)。世界一、変化を楽しむ会社

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▲落ち着いた雰囲気の受付にはおなじみマスコットキャラのドンペンくん。

JM編集部

JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
今回は私たちも消費者としてよく利用しています驚安の殿堂 ドン・キホーテを運営する株式会社ドン・キホーテ様のお話を聞かせて頂きました!
店舗で働いている人の印象が強いドン・キホーテさん、どんな採用を行っているのでしょうか。お話を聞いてみました。

▲これは誇張表現ですが秘密のボタンがあるのはホント!

▲今回インタビューに答えてくださった人財戦略本部の古谷(こや)さん。

JM編集部

古谷さん、本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、学生に求める人物像を教えてください。

古谷さん

ドン・キホーテの大前提は「世界一、変化を楽しむ」。
そのうえで3点を体現できる人を求めています。
 
一つ目、「折れても立ち上がる力のある人」。
失敗してもそれで終わりじゃなくて、そこから自分の力で立ち上がってもう一回やり直すことが出来る人、不屈の闘志を持っている人です。
これを私たちの言葉でいうと「はらわた力(りょく)」と呼んでいます。逆境から立ち上がる、目の前の壁を破る力のこと。負けてたまるか!乗り越えるぞ!という力がある人を求めています。
 
二つ目、「自ら積極的に手を上げて新しいことに挑戦できる人」。
社風の一つに「権限委譲」というものがあります。簡単に言うと「色々なことを任せてもらえること」です。通常、本部が持っていることが多い様々な権限が、弊社では現場の人に与えられています。そのため、その権限を持った時に、積極的にいろいろなことにチャレンジできる人を求めています。
 
最後に「自分で考えて行動できる人」。
権限委譲を活用できる、自分で考えてその権利を存分に活かせる人を求めています。

JM編集部

ありがとうございます。
御社の経営理念をおしえてください

古谷さん

経営理念の上位概念として企業原理に位置付けられているのが「顧客最優先主義」です。消費者のことを最優先で考えて行動しましょうという意味です。お客様の一番近くにいて実際に接客しているのは現場の社員です。その現場社員が販売戦略、販売価格設定、レイアウト、販促戦略の権限を持ち、お客様のためにどうしたらいいかを考え行動しています。

JM編集部

販売価格まで現場の人が決めているのですか?驚きです!

古谷さん

そうなんです。近隣エリアに複数の店舗があり、例え同じ商品を取り扱っていたとしても販売価格が異なることがあるんです。店舗ごとに比較しても面白いと思いますよ。

JM編集部

古谷さんご自身がその「顧客最優先主義」を体現できたエピソードはありますか?

古谷さん

権限委譲をされると店舗の担当カテゴリ全ての数値責任を持たされます。
店舗によって消費者の客層、ニーズ、トレンドが全く違います。このニーズに答えることが、「顧客最優先主義」に繋がると考えています。
MD(マーチャンダイジング)プランナー※になって、初めて権限委譲されたとき、自分で考え、商品を選んで仕入れを行い売り場を作りました。そのとき、お客様に「こういうの探してたんだよ」「これが欲しかったんだよ」と言葉をかけてもらえて、お客様のために自分でやったことが間違ってなかった、「顧客最優先主義」を実行できた、と感じました。

※MDプランナーとは、商品発注から販売の完結、数値分析まで、店舗における担当カテゴリすべてに責任と権限をもつ者のこと。マーケティングによりトレンドを分析し、戦略を立てる事もまた、売上アップに繋がる。販売促進戦略の企画・立案・実施にも携わる。

JM編集部

実際にMDプランナーは店舗に立っているんでしょうか?

古谷さん

そうです。一般的なチェーンストアだと仕入れの権限を持つ人はお客様対応をしないことが多いですよね。でもドン・キホーテは、現場に立ってお客様対応をしている従業員に、権限を委譲しています。だからお客様のニーズを把握できて、且つそれを売り場づくりや仕入れにすぐ反映できます。この点は他社と大きく違うところだと思います。

JM編集部

なるほど、仕入れる人=お客様の対応をする人だから、ニーズにダイレクトなんですね。
御社で新卒入社する人のキャリアパスを教えてください。

古谷さん

本社配属や、事務仕事をしたい方も多いと思いますが、最初はまず店舗へ配属されます。私たちは「顧客最優先主義」を掲げており、お客様の一番近くにある現場を最上位に位置付けております。そのため、まず現場でお客様とコミュニケーションを取り、仕入れの仕方を学んだうえで、本社勤務のキャリアが開けます。本社はあくまで現場のサポートになるので、本社側が現場で何が起こっているかを知らない状態では店舗のサポートはできません。したがって、最初は店舗でノウハウを学んでいただきます。

JM編集部

まずは現場を知るところからなんですね。
御社で働くことで得られるやりがい・スキルは何がありますか?

古谷さん

最大のスキルは仕入れと販売力ですね。これは小売業の全てだとおもいます。仕入れから販売、ゾーニング、売り場づくりのノウハウはすべて学べます。
失敗することもありますが、0から100まで全部自分でできるので、マネジメント力も確実に身につきます。

JM編集部

参考までに、古谷さんの失敗エピソードを聞かせてください。

古谷さん

自分が売れる!と思った商品が全く売れなかったことです(笑)
仕入れも商談も自分でやった商品がありまして、取引先の担当者に「うちならこれは売れますよ!」と言って仕入れたものを並べて、「どうぞ買ってください!」って状態にしたのに、まったく売れなくて…。
店舗の客層は若い人達が多く、若い人ならこれを使うだろう、この柄は好きに違いない、と一人で思い込んでいたことが原因です。商品を手に取るだけでご購入には至らず、当時の私はお客様の表面しか見ていなかったんですね。

JM編集部

そのときは上司から怒られたりしましたか?

古谷さん

いえ、怒られなかったです。基本的には全て任せられるので、「やっちゃったね!」と言われただけでした。
でも、「私はこれが売りたいです」と上司に打診した時、「正直これは売れないんじゃない?大丈夫?」と声をかけてくださいました。「でも売ってみたいんです、絶対売れると思うんです」と答えた私に対して、上司は「じゃあやってみなよ」と否定しないでくれました。
その分、失敗は全部自分に返ってくるので、「売れませんでした、助けてください」というのは違います。最終的にきちんと自分で売り切る責任を持つ必要はありますね。

▲失敗の話でも笑顔で話してくださいました。上司の方がとても良い方だったのが表情からうかがえます。

JM編集部

自主性に任せて頂けるんですね。
古谷さん自身のキャリアパスを教えていただけますか?

古谷さん

MDプランナーになったのは入社してから1年半程経った時期です。そこから5、6年くらいMDプランナーとして店舗にいました。その後に本社勤務で採用に携わって、今は8ヶ月目になります。

JM編集部

MDプランナーとして長く業務に携わっていらっしゃったのですね。
面接では、学生のどのような点を見ていますでしょうか。

古谷さん

うちは面接というより1対1で行う面談ですね。
まず当社は履歴書を見ていません。面接を通して1対1でお話した中で、人物像や人となりを見ています。そこでは当社の考え方・働き方にマッチするかどうかを見極めています。
また、当社の求める人物像の3つの点は確実に見ます。大きな失敗や経験をした時、どのように対処したか、克服したか、立ち上がったかを見ています。社会に出て失敗することは多くあります。当社の場合、失敗は数百万円単位の損失になることもありますが、そこからどのようにリカバリーするか、いかに発想を転換できるかが大切です。

JM編集部

近年、ユニークな採用活動をしている会社が増えていますが、
御社の履歴書を見ない、というのは珍しいですね!どういった意図があるのでしょうか?

古谷さん

履歴書から得られる情報は、私たちの会社で働く上では必要のない情報だと考えます。国籍・性別・学歴も関係ない。実際に中卒の人もドン・キホーテで働いています。履歴書だけで判断できるとは考えておりませんので、履歴書を見て先入観で話をするのではなく、その人自身の芯を見る。これは15年卒採用の頃くらいからやっています。

JM編集部

面接は必ず1対1ですか?

古谷さん

そうです。グループ面接はしません。その理由は、1対1でないと深い部分まで話すことが出来ないからです。対面での会話を通して、その人自身を芯まで掘り下げて、中身を見たいと思っています。

▲真剣なまなざしで学生のことを語る古谷さん。

JM編集部

なるほど、会うことそのものが大切なんですね。
21年卒向けに夏のインターンシップは行いますか?また、内容はどんなものでしょうか?

古谷さん

インターンシップは7~8月頃に夏休みを利用して長期と短期の2種類で行います。
短期インターンシップは1dayです。そこでは棚作りワーク、つまり、実際の売り場作りを体験していただきます。当社の仕事の面白さはここにあると思います。
長期インターンシップは1ヶ月間です。8月の夏休みを丸ごと使って、販売戦略・仕入れ・商談・価格設定・陳列・数値分析までの一連の流れをすべて行います。1日だけでは売上結果がわからないので、陳列してから1週間様子をみて、更に売上を伸ばすにはどうしたらいいか、PDCAを回していきます。
言い換えれば、現場でMDプランナーがやっていることそのままの仕事を体験できるプログラムです。
どんな商品を仕入れるかは、学生さんにお任せしています。

JM編集部

インターンシップを短期と長期に分けている意図はなんでしょうか?

古谷さん

長期インターンシップは、私たちの仕事を理解した上で楽しいと思える方、この先もやりたいと思える方を魅力付けするために行っています。ただ、長期はコストが大きいため、体験できる学生さんの数に限りがあります。そのため、短期はより多くの学生さんに弊社の仕事の楽しさを体感していただく目的があります。
ちなみにインターンシップは渋谷本店で行います。

▲MEGAドンキ渋谷本店(2019/06/20時点)。

JM編集部

詳細をありがとうございます。
学生へは普段どのようにアプローチされていますか。

古谷さん

就職情報サイトからのアプローチが中心です。他にも個別会社説明会、合同企業説明会にも参加しています。採用専用のメールアドレスもありますので、質問はここからも受け付けています。
でも、直接お会いできるのがベストですね。
ドンキのどこを好きになってきてくれたのかな、というのを知るためにエントリーシートは回収していますが、エントリーシートで選考を決めるということは一切しません

JM編集部

ここでも人を見ることを重視するのは変わらないのですね。
最後に、学生に向けて一言お願いします。

古谷さん

「世界一、変化を楽しむ」が私たちの仕事の大前提です。時代の流れ、お客様のニーズは目まぐるしく変わります。それに合わせて企業も考え方を変えたり、変化しながら成長し続けています。
変化を楽しめないと、企業としても個人としても、成長はないと思います。
変化するという言葉はネガティブな意味にも取られがちですが、学生には物怖じしないで変化自体を楽しんで、キャリアアップして欲しいと願っています。
色んな所に行っても変化を楽しめる人は、どこに行っても成長できる人だと思います。


いつ訪れても新しくて楽しいドン・キホーテ。「世界一、変化を楽しむ」がキーワードだったのですね。古谷さん、本日はありがとうございました!
ドン・キホーテ様のウェブサイトは以下からアクセス!

この記事の関連企業情報

株式会社ドン・キホーテ(PPIHグループ)
本社 東京都目黒区青葉台2-19-10
URL http://www.donkigroup.jp/recruit/

記事公開日:2019/07/09
最終更新日:2019/07/12

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