JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
本日は建設業界売上No.1の大和ハウス工業の採用・教育グループ グループ長の松本さん(写真左)と採用担当者の鈴木さん(写真右)のお二人にお話を聞いてきました!
●はじめに/業界No.1の売上を誇る事業とは?
●キャリアパス/知識とスキルを磨き、スペシャリストへ
●大和ハウスの強み/圧倒的な総合力と柔軟性
●求める人物/採用担当が語る、一緒に働きたい人とは?
●学生に向けて一言
はじめに/業界No.1の売上を誇る事業とは?
本日はどうぞよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
早速なのですが、大和ハウス工業という社名から、『個人の住宅を建てているハウスメーカー』のイメージがあります。業界No.1の売上とのことですので、戸建住宅がかなり売れているということでしょうか?
そうですね、住宅事業は当社の基幹事業ですから、お客様に選んでいただけるよう、商品開発から営業・設計・工場・工事・アフターが全員一丸となって頑張っているところです。しかし実は、戸建住宅の売上はグループ売上全体の約10%程度しかありません。
ええ!?意外ですね。残りはどんな事業なのでしょうか。
弊社にはおもな事業領域が3つあり、それぞれ2事業ずつ展開しておりますので、6つのメイン事業があります。
戸建住宅とマンションという「住まいづくり」の事業領域
▲戸建住宅
▲マンション
集合住宅(賃貸住宅)と流通店舗(商業施設)という「土地活用」の事業領域
▲集合住宅(賃貸住宅)
▲流通店舗(商業施設)
建築(事業施設)と環境エネルギーの「ビジネスソリューション」の事業領域
▲建築(事業施設)
▲環境エネルギー
売上比率順だと、賃貸住宅、事業施設、商業施設そしてその次が戸建住宅となっています。数字を並べてみた資料がこちらです。
うわぁ!すごい数字ですね。売上は大和ハウスグループで4兆円を突破しているんですね!国家予算クラスですね。。。それに、ハウスメーカーさんだと思っていましたので戸建住宅がメインかと思っていました。こんなに幅広くやっていらっしゃったのですね。では新卒で入社する全員が個人の住宅を売るのではない、ということですね。
そうですね。まず技術職と営業職をほぼ1対1の割合で募集しておりまして、そのうち営業職は大きく6つの事業に分けて配属しています。
営業は戸建て住宅を売るだけなのかなと思っていましたので安心しました。募集は一括ですよね?どの事業がやりたい!という要望は通ったりするのでしょうか。
そこなんです!今までは配属の希望はお伺いするものの、入社するまでどの事業に配属されるかわからないという状態でしたが、21年度卒からは事業領域別に募集・選考・採用することになりますので、配属される事業領域が確定した状態で安心して入社していただくことできるようになります!
!!
それはすごい!!学生には非常に魅力的ですねぇ。
ありがとうございます。現在の新卒採用市場は売り手市場ですし、学生から選ばれる企業である必要があります。学生の『その仕事をやりたい』という想いを尊重していこうということから決定いたしました。
そうですよね。基本的に大企業になればなるほど、なかなか配属先を選べず、就活の次は行きたい配属先に配属してもらえるように活動をする『配活』をやっている人も多いと聞きます。どの事業に配属されるかが先に決まっているとありがたいですね。
キャリアパス/知識とスキルを磨き、スペシャリストへ
では入社後のキャリアパスについて教えてほしいのですが、それだけの事業部があったら他事業部に移りたいという声も叶えられたりするのでしょうか。
そうですね、まず、弊社では定期的に事業部をまたぐ異動を行っておりません。また、FA制度もありますので移ることは可能ですが、件数としては少数です。
と言いますと?
弊社の6つのメイン事業を見てみると、どの事業においても、それぞれ専門的な知識と熟練したスキルが求められます。
住宅や賃貸住宅といった住居系の建物であれ、店舗や工場などのその他の建築物であれ、私たちはあらかじめ出来上がった商品を販売するというビジネスをしているわけではありません。最初は形がなかったものを、お客様お一人お一人の置かれている環境やご要望、課題などをくみ取り、お客様にとって最適な形へと作り上げていくという“モノづくり”の事業を行っています。よって、その分野でプロとなるには、一朝一夕にはいきません。
”モノづくり”に携わることは何であれ、相当な時間を要しますよね。
ええ。そしてその事業にどっぷり浸かり、経験を重ねていくことにより、やがて自分で仕事をコントロールできるようになり、自分の力で自分にしかできない仕事ができるという実感がつかめてくることとなります。そうなると楽しくてしょうがないという境地に立つようになります。
そのため、私たちは一つの事業の中でじっくり育成していきたいと考えています。しかし、どうしても他の事業にチャレンジしたいという方のためにFA制度も用意してあります。
確かにコロコロ仕事を変えていたらなかなか一人前になれませんよね。どれも中途半端だったら将来が危うくなってしまいますし。
大和ハウスの強み/圧倒的な総合力と柔軟性
では続きまして、お二人が自社をオススメする理由を教えて頂きたいのですが。
そうですね、総合力といったところでしょうか。戸建住宅だけでなく、幅広い事業がありますし、その中でもいろんな分野のエキスパートが働いていますので会社としての総合力は強いですね。『こんなところにも大和ハウスグループがあったんだ!』と思われるくらい様々な事業をやっていますので、皆さんが活躍できる場があると思います。
それから、『やりたい』という想いを大事にしてくれる会社というところですかね。結構ユニークな発想を受け入れてくれます。
そう!とにかく挑戦してみるというのが私たちの会社の強みですね。目標に対してもそう。挑戦的な目標を掲げて、できない言い訳を探すのではなく、全員でできる方法を探していく会社です。そしてやるとなったらスピードが早い!
弊社の社長自身が「働き方改革」の一環で、業界の常識である正月三が日の住宅展示場・分譲地の営業活動を取りやめ一斉休業とする決定を下したことがありました。現場では、「競合他社に差をあけられるのではないか」という懸念もありましたが、さほど影響はなく、現在も継続しています。
では最近気になる方も多くなってきている残業も減っているのでしょうか?建設業界、特に設計などは時間に追われて遅くまで仕事!のようなイメージがあるのですが…
弊社の場合、20時または21時に事務所を完全に閉める「事業所ロックアウト」を実施していますので、それ以降は残業できないようになっています。
良いですねぇ。建設だったりITだったり何かを作る会社は遅くまで残っているイメージがありましたが、御社は違うのですね。ありがとうございます。
求める人物/採用担当が語る、一緒に働きたい人とは?
では次のテーマで、どんな人と一緒に仕事がしたいですか?
建築が好きで、物事に挑戦していくのが好きな人と一緒に仕事がしたいですね。先程も言いましたが、会社自体が挑戦を続けてきた会社なので。
あと、簡単には諦めない人ですね。創業者の石橋信夫から受け継がれている、『どのような困難なことがあっても、前を向き、先を読み、社会が求めるものを世に送り出す』という信念は、今も弊社の社員が大切にしていることです。困難だからこそそれを乗り越えて一緒に喜びたいですね。
私も仕事のやりがいは困難なモノを達成した時に感じますのですごく分かります。特に御社の場合は仕事のスケールも大きいので達成感も大きそうですね。
学生に向けて一言
では最後に、学生に向けて一言ずつお願いします。
とにかく広く様々な業界・企業を見てもらいたいですね。入社後に“こんなに魅力的な仕事が他にあったのか”と後悔してほしくないです。それから、大和ハウス工業を見てくれている人も弊社だけを見るのではなく、他の企業を知った上で弊社を見てほしいですね。
私も同じですね。たくさんの仕事を知って、自分の『やりたい』を見つけて『向いている』だけじゃなく、『価値観が合う』とかそこをしっかり考えて就職活動をしてほしいですね。
私も社会人になって初めて知った業界や仕事が多かったのでこのJobMangaの仕事をしています。早い段階で、より多くの企業のことを知ってほしいですね。今日はありがとうございました!
▲楽しく取材をさせて頂きました!
松本さん、鈴木さん、お時間を頂きまして本当にありがとうございました!
大和ハウス工業様のウェブサイトは以下からアクセス!
この記事の関連企業情報
大和ハウス工業株式会社 | |||
---|---|---|---|
本社 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 | ||
URL | https://www.daiwahouse.co.jp/ |
記事公開日:2020/01/21
最終更新日:2020/01/20