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学研ココファン│教育から介護へ。~すべての人に心ゆたかな人生を~

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JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
今回は「サービス付き高齢者向け住宅」のリーディングカンパニーである学研ココファンの新卒採用担当である石津さんにお話を聞いてきました!

▲人財開発部 主任 石津 光希
2015年、四年制大学の文学部英文科を卒業後、新卒で入社。ケアスタッフの経験を踏まえ、現在は採用部署にて活躍。

 

はじめに/入社のきっかけは?

石津さん、今日はよろしくお願いします!
石津さんはどうして御社に入社しようと思ったんですか?

私は学生時代にやりたいことがなくて、なかなか就活が上手くいきませんでした。しかし、様々な会社の説明会などに参加するうちに、「どんな事業内容か」という点で会社を選ぶことは私に向いてないと思ったんです。
そこで、「誰と働くか」「トップはどんな考えか」という点で会社を選ぶことにして、たまたま訪れた学研の合同説明会で「学研ココファン」を知りました。そして、当時社長だった小早川の企業説明を聞いたときに、「ここで働こう!」と思いました。それがきっかけです。社長が会社の社風を作るので、社長に惹かれるかどうかは大切なポイントだと思います。

本来目が向きがちな「何をするか」ではなく、実際に働く環境に大きく関わってくる「誰と働くか」に目を向けたんですね!

 

企業情報/「教育」「医療福祉」のリーディングカンパニーとして

▲サ高住における訪問介護の様子

続いて、御社が創設された経緯についてお聞かせください。

学研は教材の販売をしてきましたが、ずっと訪問販売の形をとっていました。しかし、少子高齢化の中で、訪問販売をした学研の社員たちは口々に「ご年配のみのご家庭が多い」と言っていました。ご年配の方々は、老人ホームに入りたくても、高額な施設や低額でも空きのない施設ばかりでどうにもできず、不安を抱えたまま家で過ごしている状態でした。
それに対して、学研が「何ができるか」ということをグループ理念である『すべての人が心ゆたかに生きることを願い、今日の感動・満足・安心と明日への夢・希望を提供します』につき合わせて考えた結果、2004年高齢者向け福祉事業を始めました。中間所得層に向けたサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)がメインです。

それは特別養護老人ホーム(以下、特養)や有料老人ホームとはどう違うんですか?

特養は公的な介護保険施設で、病院のような施設になります。有料老人ホームは多様なサービスを提供する民間の施設で、分譲マンションのような施設になります。
一方、サ高住も同じく民間企業が運営を行っていますが施設ではなく、入居される方と賃貸借契約書を結ぶ「住宅」なんです。サ高住は金銭面や介護度などのハードルが一番低く、他の2種類に比べて最初から最後まで暮らし続けられるという安心感があることも特徴の一つです。

そうだったんですね…!
サ高住ではどういった暮らし方ができるんですか?

1つ1つのお部屋が独立した個人の「自宅」ですので、プライバシーが守られたその人らしい暮らしができます。標準サービスとして、365日24時間の見守りサービス緊急時対応などがありますので、いざというときでも安心な環境も整っています。お元気な方から介護が必要な方まで、様々な方が暮らしているのですが、介護が必要な方は「訪問介護サービス」を利用し、必要な介護を受けることができます。
ココファンのサ高住が目指しているのは、ご入居者様の自立した生活を支援しながら、さらに快適で安全にお過ごしいただけることですね。

 

業務/想像力を生かしたケアサービス

新卒で入社後、まずはどのような業務に携わるのでしょうか?

基本的には、全員サ高住やデイサービスでケアスタッフとして働きます。ただ“お世話する”だけでなく、ご入居者様一人ひとりがどんな想いを抱えているのかを聞き出し、ご入居者様方のその想いを実現するための取り組みもしています。
例えば、今まで当たり前に過ごしてきた生活を今後も送り続けるために「私たちにはどのようなことができるか」ということを考えたときに、その手段の一つとして食事や入浴といったサービスを通して、一人ひとりの自立支援をすごく大切にしています。

ただの日常のサポートだけに留まらず、生活を維持するためにご入居者様方に合ったサポートを考えているんですね!
御社で働いて楽しかったことはなんですか?

エピソードトークになってしまうんですが… ある時、こんなことがありました。

ご入居者様の悩みをどう解決するかチームで考えて、克服したんですね!すごい!

今もそのご入居者様はお元気で、お友達と楽しそうにしていらっしゃいます。
当社に入社する前は、先輩社員に「『ありがとう』と言われることにやりがいを感じる」と聞いていたのですが、私もこの経験の前はそう思っていました。
しかし、「ありがとう」と言われる前に自ら動き、ご入居者様と一緒に頑張ることで、ご入居者様に当たり前の暮らしを送り続けていただくことが大切なのかな、と思うようになりました。それができた時の達成感は何物にも代えがたいですね!

入社前と入社後の学研ココファンに対するイメージで、いい意味でのギャップがあったんですね!
御社の仕事では、どのようなスキルを磨くことができますか?

個人的には、主に2つあると感じています。
まずは、「想像する力」が身に付きます。先回りして物事を未然に防ぐための「想像力」は、介護をする上でよりご入居者様の快適な生活を生み出すことができます。
次に、「コミュニケーション能力」です。例えば介護のなかで大切なコミュニケーションスキルとして、私たちは「相手が自分のことを伝えたくなるような空気感」を作り出すことも大切だと考えています。ご入居者様とのコミュニケーションで重要なものは、表面的なものではなく、ふとしたときにこぼされる「本音」です。ですので、そこを上手に引き出すスキルは付いたと思っています。
またこういったスキルは、職種を問わず仕事をするうえでとても重要なものだと実感しています。

言ってみれば「人を観察する」スキルが向上するんですね!そのうえで思考力が問われると…
続いて、これまでの仕事の中で、石津さんが「難しい」「大変だ」と感じたことはありましたか?特に夜勤とか大変そうなイメージがあるのですが…

それが、夜勤について大変さを感じることはありませんでした。むしろ一番夜勤が好きでしたね!日中は介護の業務で動き回っていることが多いのですが、夜勤帯はそうではないので。
しかし、皆さんずっとお休みになっているわけではなく、だいたい3~4時間くらいでお目覚めになります。なので、目覚めた方のお部屋に行って世間話をしたり、早く起きられた方と一緒に食堂の準備をしたりと、より“人らしい”関わり方ができるのは夜勤帯の特権ですし、とても好きでした。夜勤明けは必ずお休みをもらえますし。

なるほど…夜勤は辛いことばかりではないんですね!

ただ、入社後自分の介護技術に悩んだ時期はありましたね。とても細かい部分が気になって悩んでいましたが、それでも介護業務自体は業務全体のほんの一部分でしかないですし、1年目の2ヶ月間くらいでこの悩みは消えてしまいました。

介護技術がすべて、というわけではないですもんね。
介護が未経験でも入社することは可能でしょうか?

もちろんです!新卒で入社してこられる方の9割ほどが未経験です。
そのため、当社では入社する前に介護資格のひとつである「介護職員初任者研修」というものを必ず取得していただいています。個人差はありますが、大体半年ほどですべての業務をこなせるようになります。

 

社風/学研ココファンの「いい雰囲気」とは

先程、石津さんは企業選定をした時に「トップの考え」を重視していたと仰っていましたが、社長の小早川さんのどこに惹かれたんですか?

会わないと分からないかもしれませんが…(笑)
スター性や圧倒的なリーダー力を兼ね備え、有言実行を貫くところですかね!小早川が高齢者向け事業をスタートさせたのですが、当初は学研社内でとても反対されたそうです。しかし、小早川は「これからは必ず少子高齢化社会に貢献していかなくてはいけない」という信念を貫き、「絶対に世界で一番の福祉事業会社になってやる」という思いで高齢者向け事業をここまで大きくしました。

社内の反対があったにも関わらずここまで事業を大きくしてきたのは、すごい!としか言えないですね…(笑)
もう一つ、石津さんが企業選定をする上で重視していた「誰と働くか」については、どのように判断されましたか?

当社では入社説明会と現場見学がセットになっています。就活生の頃、私も現場への見学に参加したのですが、そのときの先輩方の印象で決めました。先輩方と話をした時に、直感で「いい雰囲気だなあ」と感じたんですよね。

「いい雰囲気」とは、具体的にどのような感じですか?

当社の社員は社長との距離がとても近いと思います。また、部署関係なく社員同士で飲みに行く、なんて事もよく起こります。とにかく社員同士のコミュニケーションは活発なんですよ。

そう言われてみれば、社内を見てもオフィスに仕切りがなくてオープンな雰囲気ですよね!

 

キャリアパス/多様なキャリア、広がるポテンシャル

御社のキャリアパスでは、現場勤務以外にどのようなキャリアが切り開けるんですか?

当社には「職務申告制度」というのがあります。これは、自分が将来どんなことにチャレンジしていきたいのか、自分の上司ではなく社長や経営役員に直接申告する制度です。
主なキャリアパターンとしては、現場でのケアスタッフを継続してそのまま所長などの現場での高いキャリアに就くものと、ケアスタッフから本部勤務になるキャリアがあります。本部勤務では、人事や総務、企画、品質管理、海外事業などのキャリアが用意されています。

御社でできることは幅広いんですね!
品質管理や海外事業ではどのようなことをしているんですか?

まず品質管理は、主に現場の介護・サービス品質などを管理する部署になるのですが、例えばケアスタッフの虐待防止の委員会を設置したり、接遇向上のための取り組みを行っていたりします。ケアマネジャーなど相談業務を行っているポジションの人たちに向けて研修を行うという取り組みもあります。

“現場の品質向上=スタッフの品質向上”に取り組む部署なんですね。

次に、海外事業には二つの側面があります。
1つは、「世界に日本の介護を広めていく」という観点から、学研ココファンが海外に拠点を持つか持たないか、ビジネスチャンスを模索する部署であるということです。
2つ目は、現状、介護人材が不足している問題で、海外人材の獲得を検討している部署でもあるということです。

なるほど。どれもケアスタッフとは全然違う部署で新しいやりがいを得られそうですね!

 

選考/共に夢を追える人材を

▲ご入居者様とのコミュニケーションは必須のスキルです!

御社の求める人物像はどのようなものですか。

3つあります。まず1つ目は、「コミュニケーション能力の高い人材」です。ただ「話す・聞く」だけではなく、相手が伝えようとしていることを自分が理解しようとする姿勢があるかどうか、という部分を求めています。
2つ目は「成功・達成させる信念を持っている人材」です。時代の流れとともに学研は変化を続ける必要があります。会社としてはもちろんですが、社員一人ひとりに、企業理念を達成するためにどんな事業が必要なのか、その事業を達成するために自分は何をしなくてはならないのかということを、柔軟な発想で考えてもらいたいですね。
3つ目は「責任感のある人材」です。当社での仕事はどの職種であっても、人の命に関わるものですので、強い責任感を持って仕事を完結させることが必要になります。自分の仕事が何に繋がっているかを想像して、それがどういう結果になるのかを見据えてアクションを起こして欲しいです。

ありがとうございます!
御社にはどのような人材が適すると思いますか?

部長の言葉ですが、「ラクをしたい人は絶対に合わない」ですね。当社の仕事は、ちょっと泥臭い部分もあるし、苦しいときもあります。
しかし、例えばケアスタッフとして、自分と関わっているご入居者様がどうなりたいのか、また、他の職種でも、どうすればもっと「すべての人」の心ゆたかな人生のサポートができるのか、ということを一緒に模索し、共に夢を追いかけるんですよね。
一緒になってその夢を追いかけたいと思っていただける方に、ぜひ来ていただきたいと思います!

 

学生へ一言

最後に、学生へのメッセージをお願いします!

学生時代、やりたいことが決まっている人というのは少ないと思います。そのため、自分が「何が好きで何が嫌いなのか」ということを一緒に考えていけたら良いなと思っています。「就活だからやりたいことを見つけなきゃ」と踏ん張るのではなくて、じっくりゆっくりと、自分の得意なこと、好きなこと、やりたいこと、苦手なことを見つけて欲しいなと思います!


石津さん、お時間を頂きまして本当にありがとうございました!
学研ココファン様のウェブサイトは以下からアクセス!

この記事の関連企業情報

学研ココファン
本社 東京都品川区西五反田2-11-8 学研ビル
URL https://saiyou.cocofump.co.jp/

記事公開日:2020/02/05

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