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セントラルソフト株式会社│【社長インタビュー】9期連続増収増益!今勢いに乗っているIT企業、100年継続企業へ。

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JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
今回は、3つの柱「システム開発」「インフラ構築」「IT運用管理」を中心に事業展開している、セントラルソフトの代表 古賀様にお話を聞いてきました!

設立して約30年が経つものの、その売上は順調に右肩上がり。2017年には、古賀様が父より社長職を引継ぎ、従業員第一主義を掲げ社内改革にも乗り出しました。
今、勢いに乗っているセントラルソフトを、古賀様はどのような想いで経営しているのでしょうか。

*プロフィール*
セントラルソフト株式会社 代表取締役社長 古賀 健太郎
2004年 セントラルソフト株式会社に入社
当初はエンジニアとして活躍し、5年ほど経過した後に営業職に異動
2015年から2年間に渡り大学院に通い、MBAを取得
2017年 代表取締役社長に就任

古賀様、本日はどうぞよろしくお願いします!
まず、セントラルソフトは1987年に先代の古賀健一様が設立されたとのことですが、どのようなきっかけのもと創業されたのでしょうか。

当時、国際通信事業を展開していた親会社のセントラルエード株式会社から、より知識集約型の業務を行えるよう分社化しました。
そのため、設立当時からシステム開発、インフラ構築、IT運用管理事業を続けてきています。

事業としては同じことをずっと続けてきたわけですね!物凄い量のノウハウが蓄積されていそうですね…(笑)
同じ事業を継続してこられた中で、順風満帆にここまで来られたのでしょうか。

そんなことはないですね。
90年代前半のバブル崩壊と2000年のITバブル崩壊の時には危機が迫っていました。ただ、弊社は設立当時から3つの事業を柱にしていたこともあり、3つとも躓くことはなく、必ずどこかの事業が支えてくれるという状態で何とか乗り越えました。

2回のバブル崩壊を経験しても尚、生き残ることができたというのは相当自信になりますね。

そうですね。
売上が落ちたのはリーマンショック時の1回しかないんですよ。しかも“落ちた”と言っても微減程度でした。

30年のうちで1回だけですか…!
リーマンショック以降はずっと売上が上昇し続けていますし、すごいですね!
古賀様は社長に就任されてから、どのような想いで会社経営をされてきましたか。

まず、進むべき道がよく分からなくなった世の中(VUCAの時代※)において、IT/ICTを駆使して、お客様が今よりも成長できる手助けをしたいですね。

次に、企業理念にも掲げているように、100年継続企業の基礎を私の時代で作り上げたいです。つまり、私がいなくても継続成長できる会社の仕組みを構築する必要があります。そのために、社員にはどんどん権限を委譲していきたいと考えています。

また、戦略・構造・プロセス・報償・人財が全て繋がった時に社員が本気で動き出すと言われているので、それらの要素が「つながる経営」を目指しています。

VUCA(ブーカ)とは…「Volatility(変動性)」、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字をとって作られた言葉。現代の経済状況を端的に示すキーワードとして使われる。

なるほど…成し遂げなければいけないことがたくさんありますね!

はい。それらを成し遂げるためには戦略を練る必要があります。今、世の中数年で物事が動きますので、10年、20年同じ戦略を続けていても、方向性がズレていく可能性があります。そのため、私は3ヵ年ごとに戦略の見直しを図りたいと考えています。

具体的にはどのような施策を行ってきているのでしょうか。

大きく2つのテーマを掲げています。「共創」「従業員第一主義」です。
共創とは、いわばトップダウンからボトムアップへの方向転換のことです。一人の考えに偏るのではなく、各自が持っている情報をテーブルにあげた上で意思決定をしています。
従業員第一主義とは、従業員が満足して働かなければ、お客様が満足することはないだろう、という考えから掲げています。そのため、働きやすい環境や、やりたいことができる環境、やっていることを正しく評価する環境を作り上げることを意識しています。

▲古賀様と人事部 宝迫さん(写真左)の息はピッタリでした

どちらも素晴らしい考えですね!とても共感します!
社長と聞くと、それまでに波瀾万丈な人生を過ごされてきたとか、物凄い経験をされてきたのかな、と勝手に想像してしまうのですが、これまでご苦労された経験はございますか。

私、昔からあまり苦労を苦労と思わない性格なんですよね(笑)
そのため、苦労があるとすれば体力的にキツイ経験くらいでしょうか。

そうなんですね(笑)
それはどのような経験だったのでしょうか。

過去に3名で参画していたプロジェクトの話なのですが、そのプロジェクトの期間残り1ヶ月の時点で担当者から呼び出され残りの作業を再見積もりした結果、あと9名の増員が必要な状況になったんですよ。

(9名も…!)

増員、残業、泊まり込みなどの対応で何とか期限内に完成することが出来ましたが、今ではありえないような残業をせざるを得ない状況でした。
しかし、やりきった達成感、仲間の大切さ、どんなに辛い状況でもいつかは終わるんだ、といったことを学びましたし、その時に参画していたメンバー全員が大きく成長できたプロジェクトでしたね。

想像を絶するような経験をされたんですね…
続いて、古賀様が印象に残っている会社の実績はどのようなものがありますか。

一言で言うと、会社の考えを「見える化」したことです。
企業の理念や想いを明文化して、ビジョンを掲げるということをしました。

なるほど。
現在の経営に影響を与えた経験はどのようなものがあると思いますか。

大学院時代に「従業員第一主義」を学んだことですね。インドのとある会社の教えに共感したんですよ。

「幹部は命令をする人ではなくて、現場で働いている戦闘員たちのサポーターであれ」

もう一つは先ほど話の中にも出てきた「共創」の考え方ですね。
この考え方も、大学院時代に同じ先生から学んだものです。

2年間という大学院時代は非常に重要な期間だったわけですね!
社員のパフォーマンスを引き出すうえで、古賀様が社長として取り組んでいらっしゃることはありますか。

自分がやりたいことを社員にちゃんと伝える透明性を意識しています。実際に、自分の思いや会社の目的を半期ごとに共有する場を設けていまして、“思いを共有する”ことを大事にしています。

御社は社員旅行ビジネスカジュアル、来年からの年3回ボーナス支給の導入などに積極的に取り組んでいらっしゃると思うのですが、どのような意図があるのですか。

特にビジネスカジュアルについては、一言で言ったら他社の真似ですね。取引先で近い方が同じようにされていたので。あとは、何かを変えようと思ったら、まずは型から変える方がいいと考えました。良いモノはどんどん吸収ですね!

良いモノはどんどん吸収するという考え方、個人的に好きです!(笑)
スピード感も早くなりますよね!
古賀様が実際に学生にお会いする場面というのはありますか。

あります!面接でも会社説明会でも表に出ることはありますね。

そうなんですね!
どんな学生に入社して欲しい、あるいはどんな学生と一緒に働きたいと思いますか。

相手の立場に立って考えられる人、ですかね。それができる人だとシステム開発でも優位に立てます。というのも、私たちが作りたいものを作ってもダメで、お客様が作って欲しいものを私たちの知識・技術を使って作るわけですよね。
もう一つ、自分で考えて行動できる人がいいですね。「これ作って」と言われて「はい、できました」と言える人はいくらでもいます。そうではなくて、それを120%に出来る可能性があるかなと考えて提案できる人は力が付きますね。

とても参考になるご意見ですね!

みなさんに共通して聞いていることが1つあります。
「なんでIT業界を志望しているの?」と聞いたときに、笑顔で話してくれる人しか採用していないんですよね。
たとえ緊張していたとしても、好きなものについて話す時って顔が綻ぶんですよ。本当にこの分野が好きな人だという証拠ですよね。

「これをやりたいんだ」という意思が見えますからね。
最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします!

IT/ICT業界は今後益々規模を拡大していきます。この業界に目を向けることは、先見の明があると思います。

やって欲しいことは2つです。
まず、自分がやりたいことを明確にする。
そして、やりたいことができる会社を探してください。

自分が育つ場、活躍できる場をぜひ探して欲しいと思います。


古賀様、お時間を頂きまして本当にありがとうございました!
セントラルソフト様のウェブサイトは以下からアクセス!

この記事の関連企業情報

セントラルソフト株式会社
本社 東京都千代田区岩本町2-4-3 太陽生命神田ビル8F
URL https://www.central-soft.co.jp/

記事公開日:2019/12/03
最終更新日:2019/12/02

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