JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
今回はへーベルハウスでお馴染み、旭化成ホームズ株式会社の青木さんにお話を聞いてきました!
▲旭化成ホームズ株式会社 人事部 採用・人財開発グループ 新卒採用担当 青木 快朗
入社後9年半、東京営業本部 渋谷支店で営業を担当。その後人事部 採用・人財開発グループへ異動し約1年半勤務。
はじめに/入社のきっかけは?
本日はよろしくお願いします!
まずはじめに、青木さんはなぜ御社を志望しようと思ったんですか?
私は、お客様と直に向き合えるBtoCの仕事がしたくて、住宅業界に入りたいと思いました。
そのきっかけとなったのは野球です。小学校3年から、大学4年まで、ずっと野球をやっていました。野球が好きだった理由の一つが、自分の活躍によって観る人に喜びを与えられることでした。
社会に出ても人々に喜びを与えたいと感じた私は、喜んでくださるお客様との距離が近いBtoC企業を選ぶことにしました。どうせやるならば大きいものを取り扱いたい!という理由から、住宅業界に興味を持ったことがきっかけです。
学生時代の野球経験から業界を絞り込んだんですね!
その中でも御社に行き着いたのはなぜですか?
そのなかで当社を選んだのは、当社の「ヘーベルハウス」という商品なら、一本気な性格の自分でも自信を持って営業できると思ったからです。
「へーベルハウス」は、「鉄骨」と「ALCコンクリート・ヘーベル」という、耐用年数60年以上の長持ちする建材を採用している住宅なのですが、色々な構造やランクの商品を揃えるのではなく、当社は1種類に絞っています。「へーベルハウス」を選んでいただく全てのお客様に、高い性能の商品をお届けしたいという想いからなのですが、そういうところが自分に最適だ!と思ったのが当社を選んだ理由です。
そうしたこともあり、実は、住宅系では当社しか志望しませんでした。
▲左)鉄骨住宅1本に絞って商品展開する「へーベルハウス」
右)床・外壁・天井に使われる「ALCコンクリート・ヘーベル」
青木さんの信条にぴったりマッチングしたってことですね!
企業情報/ビジネスモデルとビジョン
御社はどのようなビジネスモデルなんですか?
あくまで当社の強みである戸建て・集合住宅事業が軸足であることはこれからも変わりません。
そのうえで、5年後に売上1兆円への成長を目指しており、既存の事業に加えて中高層建築、シニア、海外の3つの新しい事業にも本格的に力を入れ、多様なフィールドで目標に向かって邁進している状況です。
3つの新事業について、詳しく教えてください!
中高層建築事業というのは、5~8階建てのビルを建てることに関する事業です。ハウスメーカーとして培ってきたノウハウを活かしながら市場参入している、というのが現状ですね。
中高層建築事業には、現段階ではメインプレイヤーとされるハウスメーカーがおらず、安定した品質・サービスを求めるオーナー様のニーズに応えたいと考え、参入しました。
関連URL: https://www.asahi-kasei.co.jp/maison/products/hbs/index.html/
シニア向け事業というのは、文字通り、高齢者向けの事業のことを指します。現状は、元気なシニア向けの賃貸住宅「へーベルVillage(ヘーベルヴィレッジ)」や、要介護期のシニア向けにサービス付き高齢者向け住宅「Villageリーシュ(ヴィラージュリーシュ)」の建築・運営などを手掛けています。
高齢化に伴い、需要が増えている事業ですので、ありがたいことにご契約も年々増加しています。
関連URL: https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel-senior/index.html/
▲ヘーベルvillage杉並井草 外観
海外向け事業に関しては、具体的には、オーストラリア、北米の企業と組んで、当社のもつノウハウとのシナジー効果の発揮を目指しています。
なるほど…。これまでの事業を基盤にして、新たに3つの事業を伸ばしていく方針なんですね!
続いて、御社の将来像を教えてください!
中期的には、5年後に売上高1兆円への成長を目指しています。住宅事業だけではなく、新しい事業にも力をいれることで、住宅メーカーでありながら、多角的な事業フィールドで世界に貢献していこうと考えています。
また、近年では、当社が展開する商品・サービスを包括するマスターブランド「HEBEL HAUS」を新たに定め、お客様の「いのち」、「くらし」、「人生」全般を支え続けるロングライフなサービス・商品を提供することで、世の中に必要とされ続ける企業になろうという目標を掲げています。
関連URL: https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20191107-03/index/
ありがとうございます!
近年では学生の企業選びの中で、会社の売上だけではなく、SDGsにも注目が集まっていますが、何か行われている取り組みはありますか?
17のゴールのうち、最も関連するのは、やはり「くらし」を提供するメーカーですので、11番「住み続けられるまちづくりを」ではないかと思います。
当社は、1998年に「ロングライフ住宅宣言」を提唱するなど、率先して訴えてきました。具体的には、我が国の住宅の平均寿命とされる30年の倍にあたる60年耐用住宅の提案に努めてきました。
▲1998年 事業戦略ビジョン「ロングライフ住宅の実現」発表
それと同時に、災害に強い住まいづくりに注力しており、そうしたことが「住み続けられるまちづくり」に貢献できるものと信じて社員一同で頑張って取組んでいます。
関連URL:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lp/resilience/index.html/
さらに直近では、事業活動で消費する電力の100%を再生可能なエネルギーでまかなうことを目指して「RE100」にも加盟しましたので、7番「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や、13番「気候変動に具体的な対策を」にも密接に関わっています。
かなり前から環境問題の改善に取り組んできたんですね!
他にも、他社とは違う御社の魅力について教えてください!
アフターサービスではないかと思います。
「ロングライフ住宅宣言」を提唱したとき、同時に、「50年定期点検システム」というものを発表しました。これは、名前の通り、50年間定期点検を行うというもので、当時としては画期的な取り組みでした。2004年には点検期間を60年に延長し、2019年11月に60年間の定期点検を無償で行なう仕組みに進化しています。
長く、手厚いサポートができるのは「長持ちする住宅」を作り続けてきた当社ならではだと思います。
社風/雰囲気と求める人物像
御社が求める人物像を教えてください!
「自ら学び、自ら考え、自ら行動できる人」です。
青木さんの周りで、それを体現している社員さんはどのような方ですか?
具体的な事例で説明すると、営業職の場合、接客のロールプレイング練習をすることがあります。これを2日連続で行ったときに、たった1日しか経っていないにも関わらず、翌日には180度異なったトークを考えてきた社員がいました。この時まさに、この人は「自ら学び、考え、行動している」と感じましたね。
1日で改善してきた社員がいたんですか…!「自分で」というのも大事ですが、スピードもすごいですね!
続いて、同期との関係、上司との関係など、社内はどのような雰囲気ですか?
約11年間この会社で過ごしてきましたが、風通しは良い会社だと感じています。
それが表れている一面が、当社は支店長や課長を○○さんと呼び、役職名では呼ばないところにあるかと。社長であっても「川畑社長」ではなく「川畑さん」と呼ぶような風土ですね。
とってもフランク!これも全員が自ら動いていることを互いに認め合っているからこそ成立する空気感なんでしょうか!
働き方/スキルとキャリア
御社にはどのような職種がありますか?
当社の職種は大きく3つに分かれています。
1.総合職事務系
2.総合職技術系
3.実務職
以上の三つの職種があります。
それぞれ詳しく教えてください!
総合職事務系は、営業をメインとして、マーケティング、企画、経理、法務、人事、ITなどの職種を指します。
総合職技術系は、事務系以外の総合職のことで、設計、施工管理をメインに、研究・開発などが含まれます。
最後に、実務職という区分があって、インテリアアドバイザーや各種アシスタントが挙げられます。
多様な職種があるんですね!
御社ではどのような「働き方」が実現可能ですか?
サポートはもちろんあるものの、若いうちから、10年目の社員や20年目の社員と同じ仕事をやります。つまり、最初は大変ですが、若いうちから成長し、自分で仕事を動かせるような力が身に付く働き方が実現可能です。
御社に入社後、身につくスキルを教えてください!
まず、コミュニケーション能力は相当身につくと思います。これは、お客様と向き合っていく上で身につくという側面もありますが、一緒に仕事をする仲間とのコミュニケーションも、避けて通ることのできないものです。このような人との関わりにおいて、それぞれの場で求められる多様なコミュニケーション方法が養われていくのではないでしょうか。
あと働いていくうちに身につく能力としては知識ですね。住宅というものは幅広くて、建物構造などの建築知識はもちろん、内部設備のことや住宅ローンのこと、税金に保険のことまで、今まで学んだことのない様々な分野について、知識や技術が身につきます。
こうして身についた知識とコミュニケーション能力を総合して、仕事力、そして人間力を向上することができます。これが最終的に培われる能力ですね。どちらか一方ではなく、両方を掛け合わせてこそ、お客様にしっかり向き合うことができますね。
御社で養われる能力はどこでも通用しそうですね!
どんなにいい商材を使っていても、最終的な満足度を決めるのは営業や設計担当など、家づくりを担当させて頂くそれぞれの社員の力が大きいと思うんです。
鉄骨1本、へーベル版1枚という売り方ではなく、家として販売するからには、お客様の要望を深く知らなくてはいけません。それを知った上で、「こうしたら良いんじゃないか」というプロの提案をするということを行っていきます。
この作業の繰り返しが満足度に繋がっていくと考えています。
お客様に寄り添う姿勢も、プロの知識もあってこそ、満足していただけるんですね!
青木さんは営業をしていた時、どのようなやりがいを感じましたか?
この仕事の醍醐味を感じる瞬間は三つあります。
それは「契約時」「建物の引渡時」「入居以降」です。
そんなにたくさん!?
それでは、一つずつ詳しく教えてください!
まず契約時ですね。やりがいを感じたことで特に記憶に残っているのが、入社六年目の時です。
経営者をされているお客様に「へーベルハウス」をお選びいただき、支店長と一緒に挨拶に行ったときのことです。その際に、お客様が支店長の前で私のことを褒めてくださったんです。それがすごく自信に繋がりました。褒められるということは、人に認められるということですし、自信に直結する部分だと思います。
社会人になると褒められることは少ないと思っていました!やっぱりいくつになっても褒められるのは嬉しいですよね。
次のエピソードも気になります!
もう一つが、引渡時ですね。
契約前はもちろんですが、契約後にも何度も打合せを重ねていきますので、引渡しするというのは万感の思いです。そして、お客様との共同作業が形になったという感動があります。お客様と一緒に「いい家になりましたね」と言って喜び合えること、これは私が入社して叶えたかったことそのものです。この嬉しさを味わうときに、いい仕事だなあ、といつも感じていました。
そして、実は最後のフェーズに最もやりがいを感じています。
おお!これ以上のやりがいがあるんですね!?
私の主観ですが、私たちの仕事の真価は住宅を引渡した後にあると考えています。結局お客様の満足というのは、購入していただいてからわかるものなのではと思うんですよね。
契約をした時、建物が建った時に、嬉しくない人はいないと思います。しかし、その選択が正しかったとわかるのは、実際に住み始めた後である5年後や10年後、あるいはもっと先ではないでしょうか。
私のお客様のうち、長い方でもまだ築年数は10年ですが、何かの折に「住みやすいよ」などのご連絡をいただくと、正しい仕事ができていたんだな、とあらためて実感します。また、5年あるいは10年経っても連絡を取り合える関係でいられるということも嬉しく感じますし、やりがいに思えますね。
そして、このような部分にやりがいを感じることができる方に、ぜひ入社していただきたいと思っています。
お客様との間に長く固い絆が生まれるのは、住宅業界ならではですね!
青木さんの仕事愛もばっちり感じました!
最後に/学生へのメッセージ
最後に、学生に向けて一言お願いします!
「自分らしさ」を大切に就職活動をして欲しいと思います。
面接などでは、ついつい自分を大きく見せようとしてしまいがちですが、自分らしく一企業ずつ真摯に向き合っていくことが大切だと思います。私個人としては、そんな皆さんの真っすぐな想いをしっかりと受け止めたいと思っております。
何より、健康第一で頑張ってください。ご自身にとってご納得のいく就職活動になることを心から応援しております。
青木さん、お時間を頂きまして本当にありがとうございました!
旭化成ホームズ様のウェブサイトは以下からアクセス!
この記事の関連企業情報
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本社 | 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング | ||
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記事公開日:2020/04/11
最終更新日:2020/05/07