JM(JobManga)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
本日は、国内に126スタジオ、海外に38スタジオの料理教室を展開する株式会社ABC Cooking Studio執行役員の石田さんにお話を聞いてきました!
*スタジオ数は2019年9月末時点
株式会社ABC Cooking Studio執行役員 石田珠美(いしだたまみ)
1975年生まれ、愛知県名古屋市出身、二児の母。
花嫁修業としての料理教室とは違う、カジュアルな雰囲気と、先生との距離の近さに惹かれ、生徒としてABCに通っていたが、好きなことを仕事にしたいと思い、1997年3月株式会社 ジェンヌ(現:株式会社 ABC Cooking Studio)へ 入社 。
スタジオ運営スタッフとして働きはじめ、入社1年目に店舗統括責任者に昇進、4年目にはエリア責任者として、関西・北陸エリアのスタジオを統括。全国へ店舗展開していく中で、新規出店に大きく貢献。その後、出産・育児休暇を経て、数多くの新店舗立ち上げを経験した他、生徒を社員としてスカウトする「JOIN採用」を強化するなど、人材開発・育成の分野にも精力的に貢献。
2019年1月には執行役員へ就任。全国126スタジオの責任者を統括し、会社の成長のために「今必要なことは何か?」を生み出すことにこだわり続けている。
石田さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします!
早速ですが、御社の新卒に求める人物像を教えてください。
弊社は食の大切さを伝えるために、目標を持って仕事に取組み、成果を出すことに意欲的な学生を求めています。目標を持つことはいわば挑戦することだと思いますが、新卒者にはいつも目標を掲げて、それをクリアしていくことを繰り返してほしいと思います。
ありがとうございます。
石田さんは入社して1年で店舗統括責任者、その後数年でエリア責任者に就任、と順調に成果として表れていますが、石田さんと他の方ではどんな違いがあったと思いますか。
ABCの社員はスタジオでただ講師をするだけなく、お客様一人ひとりと向き合い、そのお客様が食を通じて2~3年後の未来に「どうなりたいか」、「どういう生活を送りたいか」を一緒に考え、そこに導くコンサルティングをしております。
私はコンサルティングの経験はまったくなかったんですが、ただ、結果に対して公平に評価されることが嬉しくて面白くて、色んなチャンスに対して「やってみよう」と心がけていました。
また、自分が成長している実感を面白いと感じられたことが大きな違いだと思います。私の場合、仕事を通してプレゼンテーション力や人前で話す力、マネジメント力等のスキルが上がり、任せてもらえる仕事も大きくなったことで、面白さを感じられました。報酬や地位だけでなく、自己成長に価値を感じられると、仕事が面白くなってくると思います。
他者に評価して頂くことってとても大事ですよね!
続いて、御社が学生と面接する際、どこに注目していますか。
今まで「どのような経験をして、どのようなことを感じたか」を語れるか、に注目しています。その経験が人となりを作っていると思うためです。緊張される学生もいらっしゃると思いますが、上手に話すという事よりも、自分の過去の経験を掘り下げてリラックスして話して頂けたらと思います。
なるほど。
次に、御社の21卒向けの冬期インターンシップの予定を教えてください。
2019年12月から2020年2月まで、全国17スタジオで1dayインターンシップを実施する予定です。このインターンシップでは、学生の皆様に生徒様役と先生役に分かれてレッスンをご体験いただく中で、コンサルティング営業のノウハウやABCに通うことの価値を学んでいただければと思っております。
ありがとうございます!
続いて、御社のアピールポイントを教えてください。
弊社が、「手作りの食の大切さ」を伝えている会社である、というところです。
手作りって思っている以上に楽しいものなんです。
今、世の中には便利なものが増えているので料理を手作りしなくても食事をとることはできます。しかし、料理ができるとそこからコミュニケーションが広がったり、作れる自分に自信が持てたり、作った料理をおいしいねと言ってくれる人がいたり。作る楽しさの他に、誰かにあげる喜びもあります。その、きっかけ作りをすることが私たちの仕事です。
確かに手作りの大切さや楽しさ、価値を伝える仕事ってなかなか無いですよね。私は普段料理をしないのですが、今のお話を聞いて料理をしてみたくなってきました!(笑)
次に、御社は「女性管理職が多い会社」第1位(東洋経済新報社)という実績がありますが、女性が働く上で配慮している制度、福利厚生があれば教えてください。
2つあります。育児時短勤務制度とワークライフ制度です。
育児時短勤務制度は、弊社の場合小学6年生のお子様がいる方までが対象です。
ワークライフ制度では月〜金、9時〜15時という勤務体制をとっています。育児、介護、結婚、あるいは趣味の時間を確保したいという方に向けた制度です。
このような制度を利用して、ぜひ自分に合った働き方を選んで欲しいです。育児や介護が落ち着いたら、その時にまたフルタイムに戻ってキャリアを積んでいくことも可能なので、働き方を変えながら長く勤めて頂けたらと思っています。
女性が安心して働ける制度が整っているわけですね!
会社として社会に貢献している取り組みなどはされていますか。
「家庭のキッチンから世界を変える」というキーワードのもと、SDGsの取り組みに力を入れています。日本では、廃棄されている食糧の約半分は家庭のキッチンから出ていると言われています。そこで、ABCが食材の正しい保存方法や、食材の使い切りレシピを発信することで、少しでも食品ロスの削減に貢献したいと思っています。
SDGsの取り組みにも力を入れていらっしゃるのですね!特に日本の食品ロスは大きな社会課題になっているので、私も興味があります!
御社では、学生と面接する際にどの部分に注目していますか。
2つあります。
リーダーシップをとった経験があるか。
成果を出した経験があるか。
成果については「○○をやっていました」だけでなく、その成果に至るまでのプロセス、思考回路までを伝えてほしいですね。
ありがとうございます。
最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします!
20代で何に出会うか、これはとても重要なことだと思います。
この時期というのは、柔軟性はあり、吸収力もあり、体は元気、頭の回転も早い。
だからこそ、新卒でどの会社に勤めるかはとても大事です。
弊社では、単なるレッスンではなく、お客様が必要とする価値を創造して提案していくことを重要視しています。特にコミュニーケーションスキルが大事で、20代はたくさんの方に出会う時期なので、そのスキルはどんどん上がります。
就活生全員に伝えたいのは、自分の未来に期待して欲しい、自分はもっとできると思って欲しい。
そして、そんな方々と一緒に働きたいと思っています。
石田さん、お時間を頂きまして本当にありがとうございました!
ABC Cooking Studio様のウェブサイトは以下からアクセス!
この記事の関連企業情報
株式会社 ABC Cooking Studio | |||
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本社 | 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 | ||
URL | https://www.abc-cooking.co.jp/ |
記事公開日:2019/10/09
最終更新日:2019/11/18