こんにちは!
JobManga編集部の「あべちゃん」こと安部です!
就職活動をしていると「自己分析は大事」とよく耳にしませんか。
自己分析のノウハウ本やイベントが数多く存在し、もちろん私自身も、自己分析をしてきました。
ただ、多くの就職活動仲間を見て感じたのが、自己分析をすること自体に集中するあまり、自己分析をすることの本来の意味を見失っている学生がいる、ということです。
今回は、就職活動を終えて多くの採用担当者と話を交わした私だからこそ分かる、自己分析が大事だと言われる理由をお伝えします。
自己分析の目的
就職活動は、自分が今後約40年間付き合う企業を選択することになるので、人生の半分付き合うパートナーを決める程のビッグイベントです。
(尚、最近は転職市場も活発になっているので、一つの企業に定年まで勤める終身雇用の考え方は崩れつつありますが…)
そんな大きな岐路に立たされている就活期ですが、当然自分が幸せになれる選択をしたいと誰もが思うことだと思います。
ここでポイントなのが「自分が幸せになれる選択」というフレーズです。
人によって価値観は様々なので、この選択というのも一人ひとり全く異なるものだと思います。
例)
Aさん:昔から人を喜ばせることが好きで、今後は人に笑顔になってもらえる仕事に就きたい!
Bさん:機械いじりが好きで、どんどん機械周りの知識を学びたい!
Cさん:医療ドラマを見て医者がカッコイイと思い、私もそんなカッコイイ大人になりたい!
恐らく、例に挙げた三人が幸せになれる選択は異なるものだと思いませんか。
人によって「好き」「楽しい」と感じる瞬間は違いますよね。
仕事においても「好き」「楽しい」と思うことのできる職業に就きたいはずです。
その、自分のモチベーションが高くなる瞬間を探し出すことが自己分析の目的です。
採用担当者は面接で学生のどの部分に注目しているのか
私はこの数ヶ月で100社以上の企業の採用担当者に、「面接で学生のどの部分に注目しているのか」という話を聞いてきました。
そうすると皆一様に、このような回答が返ってくるのです。
それは「コミュニケーション能力」「人柄」「協調性」など表面的なものばかり。
しかし、さらに深い部分まで聞いてみるとこんな風に回答してくださりました。
「何を、どのようにして、どう思ったのか」
「何に熱意を注いできたのか」
「ある成果を出すまでに、どのような思考回路・プロセスを踏んだのか」
企業によって回答は様々でしたが、単にコミュニケーション能力、人柄などが大事だと言われるよりも具体的でわかりやすくなりました。
また、こんな回答もいただきました。
と面接でよく聞きますが、それだけではその人のことがよくわかりませんし、そう言う人が多すぎます。
「幹事長や実行委員を務めました」とそれだけのアピールをされても、正直採用担当者は聞き飽きていて響かないです。
その人の人となりがよくわかる学生時代の行動を偽ることなく堂々と話すことが、採用担当者には響くようですね。
自己分析が大事とされる理由
ここまでの話を踏まえて、自己分析の目的を整理します。
・自分のモチベーションが高くなる瞬間を探し出すため。
・自分の人となりを相手に正しく伝えるため。
これらに加えて、自信を持って自分をアピールできるためにも、自己分析は必要とされます。
また、自己分析が大事な最たる理由は、自分が幸せになれる選択をするためであるということです。
給料、福利厚生などの条件を最優先して企業を選んでしまうと、キツイ仕事を任された時に耐えられなくなったり、単調な仕事を送って退屈な時間を過ごしたりすることになってしまいます。
まずは企業の理念・ビジョン・社風などの価値観を最優先して企業を探し、その次に条件を参考にすることで、自分の価値観に合った企業とのマッチングを図れると思います。
おわりに
自己分析が大事と言われる理由は伝わりましたでしょうか。
本記事が、これから自己分析をされる就活生、或いはこれから面接を受ける就活生の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あべちゃん
本名、安部 隼人。1997年、神奈川県出身。2016年、早稲田大学商学部進学。大学3年の秋、株式会社シンフィールドにインターンシップとして参加。現在は、大学に通いながらJobManga編集部として、富士ゼロックス、スギ薬局、リゾートトラストなどの取材記事を手掛ける。100社以上の企業人事担当者の声を聞いてきた体験をもとに、学生のためになる記事執筆に奮闘中。