こんにちは!
JobManga編集部の「あべちゃん」こと安部です!
以前、就職活動を控えている女子大学生(2年生)にこんなことを質問されました。
「インターンシップはどうやって選べばいいですか?いつ頃から始めた方がいいですか?」
今回は、私自身の就活体験を踏まえて、自論を述べたいと思います。
2.インターンシップの選び方
3.インターンシップを選ぶ時期
4.【番外編】留学から帰ってきた学生は…?
1.インターンシップとは
結論から申し上げますと、インターンシップとは『就業体験』です。
就業体験とは職場体験と類似しており、実際に『働く』ことを体験するのが、就業体験です。
しかし、日本で行なわれるインターンシップ(=日本型インターンシップ)は、本来の意味のインターンシップとは大きく異なります。
日本型インターンシップとはどのような内容になっているのでしょうか。
まず、実施期間の点から、大きく2種類に区別されます。
・短期インターンシップ:1日~5日開催のもの
・長期インターンシップ:5日以上開催のもの
日本の企業では、インターンシップの実施状況が94.8%(2019年度)と、ほとんどの企業がインターンシップを実施しています。
参考:”インターンシップの実施状況”.『就職白書2019』
(https://data.recruitcareer.co.jp/wp-content/uploads/2019/02/hakusho2019_r.pdf),(参照2019.11.20)
そのほとんどが短期インターンシップを実施しているのが実際のところです。
では、それぞれの内容はどう異なるのでしょうか。
もちろん企業によって様々なのは言うまでもありませんが、短期インターンシップの多くが『就業体験』とはかけ離れた内容になっています。
私は大学3年の夏・冬のインターンシップで、1dayインターンシップに5~6社ほど参加しましたが、その内容のほとんどが『会社説明会』でした。他に、『グループワーク』を通してチームで課題解決をするものだったり、『会社見学』だったりするものもありました。
一方、長期インターンシップでは内容は大きく異なります。その内容はまさに『就業体験』です。
私は大学3年秋からベンチャー企業で長期インターンシップを経験しましたが、そこで働く社員と混じって仕事を経験させて頂きました。
自分がインターンシップに何を求めているのかに依りますが、短期インターンシップと長期インターンシップを上手に利用できる人が、就活で上手く立ち回れる人だと思います。
2.インターンシップの選び方
恐らく、この記事をご覧になって頂いているほとんどの学生が、インターンシップに参加するか検討したことがあると思います。
(インターンシップに参加することが当たり前の世の中になっていますよね)
そのような中で、学生のみなさんにはインターンシップを選ぶ際に絶対に考えてもらいたいことが1つあります。
『何を目的に参加するのか』
答えは人それぞれだと思います。
・仕事内容を知るため
・社風を知るため
・ビジネスモデルを知るため
・就活仲間を探すため
・モチベーションをあげるため
自分の目的に最適なインターンシップを選ぶことが、効率よく就活を進めるポイントです。
ちなみに私が短期インターンシップに参加した目的は、各業種のビジネスモデルを知るためでした。そのため、幅広い業種、且つ1社ずつ選んで参加しました。長期インターンシップに参加した目的は、実際に『働く』ことを体験するためでした。
3.インターンシップを選ぶ時期
インターンシップは、夏・冬を中心に実施されています。基本的には、インターンシップ実施日の1ヶ月~1ヶ月半ほど前に選考が開始されると考えていいかと思います。
夏期インターンの場合、情報公開は5月頃から。それに伴い、6月には選考が始まる企業もあります。実施日は大学の夏休みに合わせて7月~9月になります。
冬期インターンの場合、10月~12月に少しづつ情報公開・選考が始まり、12月~2月を中心に実施されます。
新卒採用の就活ルールが廃止されたことで、就活は『長期化』『早期化』すると言われています。(既にそういう動きは出てきています…)
それに伴い、インターンシップの動き出しを早めにすることをオススメします。
常に最新の情報をキャッチする姿勢が大事ですね!
4.【番外編】留学から帰ってきた学生は…?
はじめにお断りさせて頂くと、私は留学経験はございません。(笑)
私が大学3年生で就活真っ只中の3月某日、私はある企業の二次面接の帰りに、その時面接でグループが一緒だった方と就活状況の話をしました。話を聞くと、その方は留学から帰ってきたばかりで、就活対策がほとんど出来ないまま選考を受けているそうで、「インターンシップとか何も参加していないんだけど大丈夫かなぁ」と一見心配そうな様子でした。しかし、価値観や文化が異なる国に長期間滞在するという不安要素が強い留学を経験しているからか、この件に関してはすぐに自信を取り戻していました。
何が言いたいかと言いますと、半年や1年の留学から帰ってくる方は、時期が合わずにあまりインターンシップに参加することが出来ない可能性があります。ただ、留学から得られる経験はインターンシップとは違う意味で選考に活きるものになります。自信を持って頑張ってください!
おわりに
先日、5歳上の方の就活体験を聞く機会があったのですが、当時のインターンシップは今ほど普及しておらず、誰もが参加するものではありませんでした。
しかし、この5年でインターンシップは当たり前の採用ツールになりました。となると、今後数年で新たな採用ツールが出てくる可能性も十分に高いと考えられます。
「2年前に就活をした先輩が〇〇(採用ツール)を使ってたから私も使う!」という考え方が通用しない可能性があるということです。
伝統的なツールにこだわらず、利用できるものはどんどん利用していきましょう!
目的を持ってインターンシップも利用して、就活を頑張ってください!
あべちゃん
本名、安部 隼人。1997年、神奈川県出身。2016年、早稲田大学商学部進学。大学3年の秋、株式会社シンフィールドにインターンシップとして参加。現在は、大学に通いながらJobManga編集部として、富士ゼロックス、スギ薬局、リゾートトラストなどの取材記事を手掛ける。100社以上の企業人事担当者の声を聞いてきた体験をもとに、学生のためになる記事執筆に奮闘中。