こんにちは!
JobManga(ジョブマンガ)編集部の「まつじゅん」ことマツモトジュンヤです。
就職活動には様々な都市伝説があります。
嘘か本当か分からないあやふやな情報に振り回されてしまわぬよう、今回は都市伝説をぶった切っていこうと思います。
現役就活生Fさん(大学3年男性)に聞いた!世にも奇妙な都市伝説
現役就活生のFさん(大学3年男性)に就活生の間でどんな都市伝説が流行っているのかを聞いてきました。
とにかく目立った人が勝ちだと先輩から教えられました。その先輩は、広告代理店から内定を貰っていたのですが、とにかく目立つために全ての質問に対し第一声を「おっす!」と統一し叫び続けていたそうです。また、某「○○ビール」さんの面接で、「男は黙って○○ビール!!」と言ってその場でビールを飲み干し内定を獲得した人もいるのだと教えてくれました。
内定辞退にまつわる都市伝説もたくさんありました。中でも僕が一番驚いたのは内定辞退は土下座でしなければいけない、というものです。土下座をして誠意を示さないと、コーヒーをぶっかけられるから気を付けた方が良いよ、と…。僕はまだ実際に選考を受けていないのですが、今からもう怖くて怖くて…。
グループディスカッションではリーダーが有利、という噂もあります。これは前の2つに比べて信憑性を感じたので、実際そうなのかなと思っていたのですが、違いますかね…?でも真実だとすると、リーダーとして上手く振舞うための練習をいっぱいしないといけないですね。頑張ります。
都市伝説をぶった切る
3つの事例についてご紹介いただきました。
はっきり言います。
全部デマです。
まず事例①について、良い意味で目立つことはもちろん素晴らしいですが、いわゆる悪目立ちはマイナスでしかありません。先輩は本当に内定を貰ったのだとは思いますが、それが第一声「おっす!」と言ったから、という因果関係は疑わしいものがあります。
企業はそもそも入社して活躍できる人(あるいはそのポテンシャルがある人)を採用します。「悪目立ちする=入社後に活躍できる」というわけではありません。
ちなみに、「男は黙って○○ビール」の都市伝説は昔からありましたが、○○ビールの人事部長が直接この噂について否定しています。
事例②については、中にはそういう企業もあったのかもしれません。世の中には400万の企業があります。それだけあればそういう対応をする企業も出てくるのかもしれませんが、そもそもそんな企業には入らなくて良いです。
また、噂を信じてびくびくしてしまうのももったいない。内定辞退をすることは確かに企業に迷惑をかける行為になります。企業の採用計画を狂わせてしまうわけですからね。だからといって、土下座はしなくても良いです。人事に直接会い、内定辞退の理由を誠心誠意説明すれば問題ないです。
最後に事例③についてですが、「リーダー=有利」は間違いですね。ただしFさんも仰っていたように「リーダーとして上手く振舞う」ことができれば確かに有利になるかもしれません。これは、グループディスカッションの特定の役割に有利なものがあるということではなく、役割によってアピールの仕方が変わるということです。リーダーで力を発揮できる人はリーダーをすれば良いですし、発表やタイムキーパーが得意な人はその得意分野でアピールをすれば良いのです。
今回は3件だけでしたが、世の中には都市伝説が本当に多すぎます。
情報が多く、そのため、迷いが生じる。迷いが生じると何事も上手くいかないものです。
都市伝説などに翻弄されることなく、自分の信じた道を一直線に進んでいける就職活動を、是非この記事を読んでくださった皆さんには歩んでいただきたいです。
その他、就職活動の不安や悩みがある方は、
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マツモトジュンヤ
早稲田大学在学中、学生団体Pridarity(何でも屋)を立ち上げ代表を務める。その取り組みの中で、数多くの学生の就職活動に関わっていたが、その横並びの就職活動に疑念を抱き、某大手就職情報サイトへの入社を決意。内側から就職活動の文化を変えていくことを決意する。千葉大学、茨城大学、秋田大学、横浜国立大学、東京理科大学など、全国で100大学以上の就職支援を担当し、「面接対策講座」「ES講座」「業界研究講座」等の学生向け就職支援講座を受け持つ。2018年4月には株式会社シンフィールドにジョイン。現在はジョブマンガ編集部として活躍中。